ジャニヲタと文学に挑戦してみた!
みなさんは#ジャニヲタと文学 というタグを知っていますか?
Twitterで流行ってるタグで、ジャニヲタがジャニーズタレントに似合う文学を紹介するというものです。
実は私、このタグが大大大大大大好きなんです!
紹介している文学が、知っているものだったら共感しますし、知らないものだと読みたいという衝動に駆られますし、このタグは私にとって新たな小説との出会いなんです。
だけど、自分でやるのは少し恥ずかしい、、、
ということで、今回はひっそりブログでSixTONESに似合う文学を紹介しようと思います!
髙地優吾
髙地くんに似合うと思うのは、「キッチン/吉本ばなな」。
先日、なんと祖母が死んでしまった。びっくりした。
と、いくらでもあげられる面倒を思いついては絶望してごろごろ寝ていたら、奇跡がボタもちのように訪ねてきたその午後を、私はよく覚えている。
こんなに世界がぐんと広くて、闇はこんなにも暗くて、その果てしない面白さと淋しさに私は最近初めてこの手でこの目で触れたのだ。
もっともっと大きくなり、いろんなことがあって、何度も底まで沈み込む。何度も苦しみ何度でもカムバックする。負けはしない。力は抜かない。
個人的に、髙地くんの魅力って底が見えないと思っているんです。
あざとい、可愛いと思っていたら、急にカッコよくなるし、ふとした表情が様になっていて、虚のやうなはたまた深みがあるような、読めないところとか、、、。
そんなところがこの作品に似ていると思いました。
誰もが使うような平坦な言葉で紡がれる、絶望と垣間見える幸福。
何度読み返しても新たな発見がある小説です。興味を持った方がいたら、是非読んでみてください!
京本大我
たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌で読んだのでしたが、このごろはジョバンニはまるで毎日教室でもねむく、本を読むひまも読む本もないので、なんだかどんなこともよくわからないという気持ちがするのでした。
「ああしまった。ぼく、水筒を忘れてきた。スケッチ帳も忘れてきた。けれど構わない。もうじき白鳥の停車場だから。ぼく、白鳥を見るなら、ほんとうにすきだ。川の遠くを飛んでいたって、ぼくはきっと見える。」
京本くんを見るといつも儚い美しさと芯のある強さを同時に兼ね備える稀有な存在だと思います。
ステージ上の京本くんを見ると、なおそう思いますよね。
この名作は、とても美しい作品なのですが、裏には悲しい事実が流れています。正反対のものが共存するこの小説は、その事実に気づくとよりいっそう美しく輝くのです。
田中樹
樹くんに似合うと思うのは、「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。/尾形真理子」。
あなたといたい、と
ひとりで平気、を
いったりきたり。
悪い女ほど、
清楚な服がよく似合う。
可愛くなりたいって思うのは、
ひとりぼっちじゃないってこと。
ドレスコードは、
花嫁未満の、わき役以上で。
好きは、片思い。
似合うは、両思い。
樹くんって、的確な言葉で人を癒す能力の持ち主だと思うんです。
ファンに対しても、メンバーに対しても、人からどのように捉えられるのかを凄く考えて発言していると思うんです。個人的に、そういうことを考えずに話す田中樹も見てみたいと思うんですけどね!
この小説に出てくる店員さんも、服を通して、お客さんを癒していきます。
どれも共感するお話ばかりで、自分を見つめ直せるいい小説です。
松村北斗
「日が出るでしょう。それから日が沈むでしょう。それから又出るでしょう。そうして又沈むでしょう。-赤い日が東から西へ、東から西へと落ちて行くうちに、-あなた、待っていられますか」
庄太郎は町内一の好男子で、至極善良な正直者である。ただ一つの道楽がある。パナマの帽子を被って、夕方になると水菓子屋の店先へ腰をかけて、往来の女の顔を眺めている。そうして頻に感心している。その外にはこれと云う程の特色もない。
北斗くんの魅力は、つかめないところかなと思います。
柴犬みたいに可愛いと思ったら、ステージの上で妖艶な色気を醸し出すし、
不憫なあつかいを受けていると思ったら、艶やかな声で人々を誘惑しだすし、
本当に何なの!この人!ってなるじゃないですか。
夢十夜という小説の魅力を私ごときが解説することは恐れ多くて出来ないのですが、
一つ言えるのは、この小説は意味がわからないということです。
この小説を映像化したものを見ると、余計に意味がわからなくなります。
それも含めて、この小説の魅力なんですよね。
ジェシー
ジェシーに似合うと思うのは、「NARUTO -ナルト-/岸本斉史」。
「俺は自分に嘘を付くようなやつは嫌いだ」
「俺があきらめるのをあきらめろ!」
「やっぱ覚悟しとかなきゃな…みんながみんな認めてくれる火影ってスゲー名前語るのによーお。ぜってェー!近道なんかねェーってことはよ!!」
ジェシーって、王道少年マンガみたいな魅力があるじゃないですか。
6人を再び集めて、みんなを笑顔にして、ずっとずっと前を向いて努力してるところとか。
本当は、小説をあげようと思っていたのに、ナルトしか思い浮かばなかった。昔から大好きなんですよね。
絶対諦めないナルトを見て、いつも元気をもらってます。
森本慎太郎
慎太郎くんに似合うと思うのは、「ぼくらのきせき ほのぼのログ/藤谷燈子」。
「あっ、千春さん!千春さーん、おはよー」
「えっ!待ってください、ちょっとってホントにちょっとです。っていうか、すぐ!いますぐ片づけるんで、帰らないでください・・・・・・っ」
「だって千春さん、パンダだよパンダ・・・・・・!!」
慎太郎くんって、素直で心がほっこりするような魅力があると思うんです。
常に目標を持っていて、たくさんの経験から紡ぎ出された言葉には、いつもハッとさせられるし、助けられることが多いです。
それと、あわあわと困っちゃう慎太郎くんも素敵でいつも心がほっこりします。
この小説は、私の大好きな深町なかさんというイラストレーターさんのノベライズ本です。
イラストも含めて、心がほっこりします。心が荒んだ時に読むと、本当に癒されます!
セリフの部分が特に素敵なので、是非読んでみてください!
結構、強引に結びつけてしまったところもあるのですが、どれもいい小説なので、興味を持って読んでくださったら嬉しいです!
自信作はゆごほくですね。上手くできたかなと思ってます!